プロペ商店街の中ほどの地下にある老舗居酒屋「百味」(ひゃくみ)。昭和40年(1965年)のひばりが丘での創業からあと数年で60年を迎えようとしている。
気軽に飲みたい若い人から居酒屋好き、そして埼玉西武ライオンズのファンまで。幅広い世代と客層に愛されている大衆酒場で、吉田類の人気番組「酒場放浪記」にも登場したことでも知られている。
お通し代のかからないテーブル席にゆったりくつろげる座敷席から宴会もできる大部屋・小部屋もある、200席の超大箱で様々なニーズに対応している。
しかし、ここ数年の道のりは平坦ではではなかった…。コロナが猛威を振るう中、2020年5月には一時閉業。2020年12月9日にリニューアル復活をしてようやく一年ちょっと経ったところだ。
そんな、百味の店内を探検してみると、その歴史と人気の秘訣を感じさせてくれる。
①水冷式クーラー
「どぶづけ」の愛称でも知られている水冷式のクーラー。空気で冷やす普通の冷蔵庫とは違って、こおり水で冷やすため素早くキンキンに冷える。ビールの味も水冷式クーラーのほうが「おいしくなる」という声も。
▲これぞ本格居酒屋の証▲
百味の場合、この水冷式クーラーが店内2か所にある。客席からも見えるところにあるのでぜひ探してみて!
②創業時からのテーブルとイス
閉店してしまった創業店・ひばりヶ丘店からイスとテーブルを持ってきたという。つまりこの年代物のイスとテーブルは百味創業時から使われているということだ。
▲確かな大工仕事を感じさせる▲
③他にも、年季を感じさせる店内の備品
④コロナ対策や時代の変化に対応した店づくりも
店内各所には大型の空気清浄機を設置して、換気や空調にも気を使っている。
喫煙スペースやテレビも新たに設置、コロナで閉店中に足の悪いお年寄りでも座りやすい「掘りごたつ席」へのリフォームも行った。
⑤元気な店員さんも名物です!
最近は、500円ランチ(水曜・木曜)や酎ハイ100円(火曜)といった日替わりのお得なサービスが人気を集めているという。これは百味に行かねばなるまい。